WORKS
築43年のおうちカフェ|68
OUTLINE
- 所在地
- 奈良県
- 築年数
- 43年
- 面積
- 93㎡
- 工事費
- 1350万円
- 工期
- 2ヶ月
※工事費・価格は施工当時の価格となります
DESCRIPTION
築43年の日本家屋をリノベーション。Wさんが一目惚れしたという、サンワカンパニーのステンレス製キッチンカウンターを中心に、床はシンプルなオーク材、壁はタイルや真っ白なクロスを使い、70年代当時の面影を残す木製階段や、三角屋根のカタチそのままの現しの天井、梁は意匠として取り入れました。1点モノのアートギャッベ、妹のプレゼントだという黒のヴィンテージチェアもぴったり。ちょっとレトロなおうちカフェの誕生です。「キッチンまわりはスケッチを描いてもらっていたのでイメージどおり。シンプルなタイルもお気に入りで、オリジナル収納もたっぷりつくってもらいました」。
「主人の実家の隣だったから」と、この物件を購入したWさん。「戸建てだけど、1階ですべて生活できるようにしたい」と、マンション感覚の便利さを求めていました。この家のポテンシャル(可能性)を活かすことも大切です。そこでまず、耐震診断で構造をチェック。2階がないことがわかった窓側と元和室部分は天井を抜き、開放的な廊下とリビングに生まれ変わりました。家の真ん中にキッチン、その両側に廊下、背中合わせに寝室、前面にリビングを配置。LDK→廊下→寝室→廊下→LDKと回遊できるストレスのない動線は、「生活のしやすさ」にこだわった結果です。寝室の天井と壁の間に隙間をつくったのは、ワンルームの一体感を演出するため。柱をちょこっと見せているのもポイントです。「このカタチは斬新でした!」とWさん。天井を抜いた窓側は、和室だったり洋室だったりと窓の高さがバラバラだったので、カーテンレールの高さを揃えてすっきりとさせています。
戸建てはマンションよりも自由度が高いので、実家やガーレジからの動線を考慮し、玄関位置を大胆に移動。それにともなって、キッチンやトイレの位置も変更し、大きくなった浴室は玄関側に小窓も設けました。外観は築40年の趣に合わせて2面だけ焼杉を貼り、残りは塗装し直しています。耐震診断の結果から耐震補強もほどこしましたが、重たい瓦を取り除くだけでもだいぶ耐震性能は高くなりますね。
INTERIOR [ 上記の事例では以下の商品を導入しました ]
ギャッベ
¥100,000
KAKERA
¥25,000
照明
¥15,000