仕事も山も、恐怖を解消するために「戦略」(準備)をします。
もう15才から本格的なアルパイン登山(クライマー)をして47年になります
装備(生地や素材)テント、衣服、ザック、ランプ、アイゼン、ピッケル、ザイル
すべて「コンパクト&軽量化」されました。
これは戦略に役に立ちます
ここは標高1800Mここから≒1200M高度を上げます
最初はまだ森林が茂り樹林帯の雪の中汗をかきながら、高度を稼ぎます
衣服に注意しないと汗で後の凍り寒くなります
無音のなか「粛々と歩き」これからのこと、仕事のこと、山のこと考えます
稜線(山の峰)まででると一気に景色が広がります
向こうに見える眼下は梓川・上高地・河童橋・帝国ホテルが
見渡せます(天候に恵まれ)ルンルンです
テント場に到着
それこそ携帯電話と同じでテントの機能向上に軽量化
でこの40年で70%軽くなりました。
しばしテントサイドで夕暮れまで余裕の時間です
担いできたビール500CC=500Gは2000円の値打ちがります
小宮一慶さんの本も持ってきました「一流の仕事」小宮一慶「一流」の仕事
1.2月と違い、少し天候と日没が遅くなり
心に余裕ができます
沈みゆく夕日はこの時間を与えてくれた、みんなに感謝します。
夕飯は簡単なアルファー米、粉末味噌汁、パックの魚
便利になりました
翌朝は夜明け前5:00から行動します
今日の工程は8時間歩きますだいたい11:00位に
雲と天候が必ず崩れ怪しくなります。それまでに危険(フィックスザイルと
セルフビレイエリア)を通過し、越えたく考えてます。
3000M近くなると、大好きな「岩と雪と空」
「黒と白と青」の世界です。
遠くに見える頂きは「恐怖と戦略」で安全安心を確保ビレイします。
心が挑戦欲に踊ります。
あはは。小生頭が大きくヘルメットが窮屈です。寒くて「鼻水が凍ります」
サングラスや強風時はゴーグル必携です。雪目になると眼球の白いところが
晴れたり、なんにか目の前に毛虫が泳いで見えたり不安になります
前穂、奥穂、吊尾根が見えます
大自然に守られながら、天候を維持されることを願いながら進みます
雄大な景色です僕の幾つになっても
高校時代の山岳部・社会人山岳会・山岳OB会時代の思いでが
匂いとともに脳裏に蘇ります。山は僕の「甲子園」です。
まもなく頂き。飛騨側から強風とガスが掛かってきました。
正しい冷静な判断を求められます。
ひとつひとつ判断意思決定して着実に進めます。
楽しかったです。充実しました
明日から仕事に「どっぷりつかり」頑張ります
山本 武司