「12月の嵐」とは毎年年末に押し寄せる季節風のようなもので、、やはり出来ることなら
年内に工事完了で入居したいというお客様の気持ちを汲み取るべく、業界的に季節指数の
高い12月のことを指しております。
そして、そんな2016年の12月も間もなく終わりですね。
嵐を乗り越えて、平和な年の瀬が来ると年末のご挨拶に身を正しくして赴いて廻ります。
今年お世話になった人、来年お世話になる人、いつかお世話したい人。。
忘れもしない、昨年の暮れに弊社の工事の立て込みもあり12月の嵐から1月のお引渡しに
なってしまった戸建てのお施主様のお宅にご挨拶に行ってきました。
ご迷惑をお掛けした想いもあり、その後の暮らしぶりが気掛かり。
元々のご実家の1F部分をリノベーションという内容で
お施主様の住まいへの思い入れも大変大きなものでありました。
お伺いするとご夫婦共に笑顔で屈託なくお迎え頂きます。
そして「おおっ!」と歓声を上げます。
こ、これはー!?
確かに家を作ったはずなのですが、、「MAY STORM」CAFF?
なんと、カフェになってる!?
竣工当時はサインが入っていなかったリビングドアになんと旦那さんお手製のサイン。。
5月生まれの奥様からちなんで「MAY STORM(5月の嵐)」というお店ごっこを
ご自宅で開業されているのでした。(ごっこというと失礼ですが^^;)
なぜ嵐かというところはお聞きできなかったのですが、きっとスゴい理由がありそうです(笑)
そしてなぜカフェかというとこちら!
ドアを開けるとその先にはまさにカフェ!
窓際カウンターの1シーンはスターバックスも顔負けです。
ダイニングからリビングへの景色。
壁側にはゆったりパソコンスペース。
リビングの壁面には外壁で使うタイルを張り込み、荒々しさと重厚感を演出してくれます。
天井は一段落とし、化粧ベニヤをピーリング張り。
この空間に入るとなんとも落ち着きます。
そして、独立したシンクと一体で作ったダイニングテーブル。
家族が集う、人が集う、コーヒーの温かな湯気が立ち込める素敵な空間です。
嵐が過ぎ去り、そこには余計なものが何もない、でも芳醇で豊かな空間が広がっていました。
リノベーション工事は住まいの完成ではなく住まいの始まり。
愛する住まいに手を入れていくお施主様の「ここをこーやった♪」というお話しは何よりコーヒーとピッタリ。
オーナーズカフェで至福の時間を頂きました。
戸建てのリノベーションは幅が広くやはり面白い。
お施主様の住まいへの愛が高ければ高いほど素晴らしいものになる。
戸建て事例を交えたセミナーも新年早々ご用意しております。
お施主様の熱い想いをお待ちしております。
大畑充弘