都会の喧騒を離れつつ、田舎すぎない程よさを感じれる町に引っ越しをしました。
ちょっとした町の風景も切り取るだけで絵になる南千里公園周辺。
この度、私大畑は同じ歳である中古マンション(昭和49年築)を購入してリノベーション!
生業でもあるリノベーションですが、その前にやっぱりどこで住むかってとても大事だなぁと。
物件やリノベーションに満足しているのですが、それはこの町で住む心地よさが前提になっており
理想のライフスタイルって住んでいる町が好きだからこそ成立するんだと。
そんな想いや感じたことを今回写真を中心にブログでお伝え致します。
ここはどこの国?と、秋の落葉で情感溢れる景色が広がる南千里公園。
朝の通勤時だというのにゆっくり池のほとりを歩いてしまいます。
まず、通勤時にこの美しい風景を見れるって幸せですよね。
自宅から駅まで20分ほど歩くのですが、今まで住んでいた所では味わえない精練な朝。
そして話はリノベーションへ。
そこそこのリノベがされていた物件を購入したのですが、ここで腕を振るわずにいつ振るんだ!
と、一週間ほどかけてスケルトン状態に。
梁を隠しての壁造作や、むやみに上がった床下地など全てバッサリいきます。
スケルトンにするにあたり解体工事で出た廃材の山。
意図の少ないものを淘汰していきます。
細かい話は抜きにして、大阪市内と違ってまだまだ箱と価格のバランスが良いなと
感じれるのが北摂の中古マンションです。駅が近いか?そんなのは愚問と気づきました。
その環境に価値を見つけることが出来れば素晴らしい中古物件が沢山あるのですから。
概ね同じ向きでの写真。
お客様宅を作り込む時と全く同じで、現場の空気感を大切に。
もう15年以上の付き合いになる大工の萬久さんに腕を振るって頂きます。
永きに渡って、私の我儘プランを形にしてくれてきた方で、こうやって自邸を作って頂いている背中には
やはりジーンと来ます。相当数の人生(現場)の苦楽をご一緒して頂いているのではないかと^^;
今回自邸ということで私のやりたいように好き勝手作ったのか?
・・・実は大きなご要望と壁が立ちはだかります^^;
そうです。施主は私の奥さんでありまして、殆ど家に居ない私と違って自分の住まいへの想いは
本業の私以上。毎日ここで家事をする訳ですから当然ですね。。
夜の合間に図面やスケッチを描き、自分の要望も出来るだけ通るようプレゼンを頑張ります!
家族でペイントも楽しみつつ、でも大事な所はしっかりプロに。
ずっとこうだ!とか重く考えず、人間も変化しますし住まいも変化させていくイメージで緩く仕上げていきます。
日本の家創りって効率化が進みすぎていて余白と遊びが少な過ぎですもんね。
ちなみに三枚目の写真は壁に密かな企みで家族への遊びです♪^^
(静止画では伝えられない所でして、こちらはまたのオープンハウスにお越し頂ければご紹介致します。)
ここでリノベーションの話はひとまずで、北摂の魅力へ。
見よこの公園の多さ!!^^;
2人の娘が公園をハシゴ。
とりあえずスペースに対して遊具を埋めとけ!って言うようなやっつけ感の公園は殆どなく
一捻りある遊具や、野趣溢れる滑り台で大人でも楽しくなります。
遠方に行かず、そしてお金を掛けず豊かな時間を一緒に過ごすことが出来ますね。
そして北摂と言えばまだまだ熱さの続くEXPOシティーー!
我が家からも気軽にアクセスできて、太陽の塔好きの長女もご満悦^^
施設内に太陽の塔専門のお店を発見!
このあたりに住んだからには太陽の塔を崇めなくては♪^^
そんなこんなで最後にリノベーションが無事に終わった自邸の風景に戻ります。
南向きのベランダ窓からたっぷり自然光も入り、明るく、楽しく伸び伸びやってます。
ご近所の方々も朗らかな方が多く、程よい距離感で良いお付き合いです。
北摂で中古を買ってリノベーション、なんかすごくいい感じです。
こちらは北欧モダン系のインテリアを目指した我が家のランドマークになるダイニングの壁。
大黒柱なるものは今の時代ありませんが、なんとなく家族が寄り添える家の中心になるようなものが
あると良いと考えておりまして、家族が大切にするものや思い出になるものをここに飾れるようにと
作りました。ちなみに三段の棚は奥行方向を動かせるようになっている優れもの。
最後に、澄み渡る透明な空気と、少し小高い位置に建っている我が家から見える夕暮れのグラデーション。
自然の美しさや恩恵を日々感じれることこそ、毎日を豊かにしてくれると感じています。
この向きから見える、変わりゆく季節の夕暮れが楽しみです。
この町で、この風景の中で住まいを構えられる喜びがここには沢山あります。
きっと娘達は北摂を故郷に、色んな想い出を作っていくのではないでしょうか。
大畑