初冬の北アルプス穂高岳を目指します
冬は人が少なく静寂の中を黙々とあるきます
高度が上がる度に雪の量と質が変化します。
15歳高校の山岳部から本格的な山を初めて52年過ぎました半世紀ですね。
北アルプスも200回以上来たことになります
初冬から冬山(10月初雪~3月)は雪の状態で来るたびに違います。
一時間でこのように雪の量が変わります
足場を固めてツボ足(クランポンはつけない)
最近 雪山で樹林帯でもアイゼン(クランポン)をつかる方が、いますが大きな間違いです。
木の根っこなどに爪が引っ掛かり危険です。
稜線近くなると風が飛騨側(岐阜県)から信州側(長野県)に吹きます
風の吹く方向に樹氷は伸びます(右が飛騨側)
体感温度も下がります、テルモス(魔法瓶)に入れた甘めの紅茶とアマ玉、チョコが
エネルギーを補います。
ありがたい。
予測通り暗い中を5時に出発し夜明け10時ごろまでは
状況判断がよかったです。稜線にでました。
昨夜の雪で前のトレース(足跡)がありません
自分でルートファイティングも冬山の楽しみです。
稜線出て、クランポン、ヘルメット、ピッケルを装備(滑落防止と抑止)
を装備して登山届・山岳保険・救出用GPSを使います。
標高です。3000Mまであと350M頑張ります
装備も便利になりました10時32分天候が心配です。
この時計はコンパスの役割もします。
休憩です。
ジェトストリームです「流れゆく雲、足元の雲、はるか雲海の彼方」
自分で励まし楽しみ苦しみ歩きます。
目標の穂先が見えますこの350MMが長いのです、平地と違い
一歩が短く、足首を超えて雪を踏みこみながらファイティングです。
時折飛田側から暗雲が立ち上ります。
登山は道楽です。しかし人生のような会社経営のような大事な時の意思決定と
道具や知識のリスキニング、前向きに取り組む姿勢、安全に参ります
山本 拝 2022年11月24日