こんにちは!コーディネーターの伊藤です。
今回はウォークインクローゼットについてお話します。
☆普通のクローゼットとの違い
ウォークインクローゼットとは、人が入れるスペースのあるクローゼットのこと。図面には“WIC”と表記します。
洋服はもちろん、カバンや帽子などの管理が可能なため、一部屋で身支度をすることが完結させることが可能です。
通常のクローゼットは扉が付いていることが多く、サイズが大きいものは入らない!ということもありますが、その点WICではサイズ制限が少ないこともポイントです。
☆WICの広さについて
一般的には2畳~3畳の広さで設計することが多く、通常のクローゼットは1畳~2畳なので倍以上の収納スペースができます。
ただご家族構成やお手持ちの荷物によって必要なスペースは変わってくるもの。
家族の暮らし方と照らし合わせて広さを決めて行くのがおすすめです。
2畳~の施工事例
人が通れるスペース+壁2面L字型に収納の設置が可能です。上部スペースを有効活用すれば洋服以外のものも置けます。1人暮らし・2人暮らしに十分な大きさです。
3畳~4畳の施工事例
続いて4畳の大きさになると壁3面に収納を作ることが可能になります。棚ごとに夏物、冬物と変えて使うのも良いですね。
お部屋内での着替えやちょっとした作業スペースも確保できる広さです。
~6畳の施工事例
このタイプになると壁面の収納+部屋の中心にも収納ハンガーが作れます。鏡をつけるスペースも十分に確保できるので、身支度がしやすい空間になります。
洋服だけでなく日用品のストックや季節ものの家電まで大容量の収納が可能です。
こちらのお家はクローゼット内にデスクを設置。リモートワーク用のデスクとして作られたそうですが、家事スペースとしても使うこともできそうです。
☆ウォークスルークローゼット
ウォークインクローゼットと合わせて知っておいていただきたいのがウォークスルークローゼット。入り口を二つ作り収納内の通り抜けができるようなお部屋です。こちらは“WTC”と表記します。
隣のお部屋と直接行き来ができるようになり身支度や家事動線をより便利なものにします。
ここで重要なのがどのお部屋と繋げるのか?という点。間取りによって収納するものも変わってくるので重要なポイントです。
まず玄関~WTC~LDKと繋がるこちらのお部屋
靴を脱いでそのままクローゼットへ行けるので、帰ってきた荷物をそのまま収納できるのが魅力的ですね。
キャンプ用品や雨具用品などの荷物もクローゼットへまとめることができます。
何かと物が溢れやすい玄関ですが、間取りを工夫することで広々とした玄関へと変わります。
WTC~寝室
寝室とクローゼットを繋げる間取りもおすすめです。
起きてリビングへ行く前に着替えが可能。朝スムーズに準備ができるのが良いですね。
布団収納をクローゼット内に作ることも可能なので、季節の変わり目の出し入れも便利になります。
水まわり~WTC
変わったこちらの間取りは水まわりとWTCが繋がっています。水まわりと繋げることでタオルや部屋着をまとめて収納することが可能です。
お風呂に入ってからすぐに着替えができるのも便利ですね。
こちらの間取り、浴室乾燥機を使われている方には特におすすめ。乾いたお洋服を片付けるのにぴったりな間取りです。
☆収納方法
広さや間取り位置が決まれば、最後は何をどこに収納するのかを考えます。
ハンガーパイプをつけるのか棚をつけるのか、お手持ちの荷物を確認しながら決めて行きます。
WICでよくついているのがこちらのハンガーパイプ。洋服の種類によって1段か2段かの設定が可能です。
下のスペースには収納ボックスを置かれる方が多く、肌着や靴下を入れておくのにぴったり。洋服以外の収納はパイプでなはく可動ができる棚がおすすめ。カバンやタオルなどの収納に適しています。
物の配置を決めることで、物が散らばらず片付けのしやすいお家になること間違いありません。
お部屋のお片付けや収納についてのご相談もぜひお気兼ねなくお話くださいませ。
シンプルハウス 伊藤