こんにちは!

シンプルハウス プランナーの向谷(ムカイタニ)です。

 

今回は私事ですが、戸建てリノベーションの体験談を書き綴ろうと思います。

「物件の購入ってどんな感じだろう?」

「戸建てのリノベーションてどんなのかな?」

「マンションと何が違うのかな?」

など、

中古物件購入をお考えの方、

これからリノベーションをお考えの方の一助になれば、幸いです。

 

私は、大阪市の旭区で、鉄骨造の中古戸建てを購入し、リノベーションして住んでおります。

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なぜ旭区で戸建てを購入することになったのか?

 

物件購入の動機ですが、

ライフスタイルの変化に合わせて、今の家が手狭に感じたためです。

物件購入の動機は、皆様々ですが、

やはり「結婚」「出産」「子供の独立」など、ライフスタイルが変化する時に、考えられる方が多いと思います。

 

「賃貸で家賃をずっと掛け捨てで払うのも勿体ないかな」という想いと、

何より「自宅をリノベーションしたい!」という欲求が強かったです…!

 

物件購入に関して、まずはエリア探しから始めました。

通勤経路を考えて大阪市北区を中心に、希望価格内でヒットする物件を探して、円を広げていきました。

弊社の不動産エージェントに依頼しつつ、ポータルサイト(スーモなど)も使って、自分でも物件情報を調べていきました。

 

特にマンションと戸建て、どちらかに絞ってもいなかったので、

中古マンション3件、中古戸建てを2件を内覧し・・・

結果、旭区の中古戸建てに決めました。

 

途中、1件の中古マンションに決めようと買付申込までしたのですが、その物件がタッチの差で別の方が購入することになったり…

内覧したかった物件が、直ぐに決まってしまったり…

不動産は水物…物件購入は早いもの勝ちということも、身をもって経験しました。

しかしそういった事も含めご縁だと思いますので、今住んでいる家に縁があったんだなぁと考えています。

 

(検討していた大阪城が見えるマンション)

 

購入の決め手ですが、

鉄骨造で、築2000年台、価格も手が出る範囲で、

物件自体を気に入ったことも勿論ですが、周辺環境や立地条件も悪くないと感じたからです。

立地に関しては、駅から少し距離はありますが、自転車メインで移動しているので、不自由ない範囲かなと感じました。

内覧後に辺りを散策してみて、最寄りの施設も確認しました。

 

私は「どんな暮らし、リノベーションができそうか?」を重視していました。

妻は「近くにスーパーなどがあり、日用品の買い物に不自由しないか?」などを重視していました。

私が気に入った物件でも「買い物するところが少ない」「夜道が暗い」等、妻のNGで見送った物件もあります。

今思えば、購入前は私の方が舞い上がっている状態で、妻の意見を聞くことで少し冷静に考えられたのかなと思います。

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戸建ての良さや注意点

 

戸建て物件の気に入ったところですが、

「1Fを将来的に店舗利用などできるのではないか」と考えたところです。

駅近などの立地条件で利便性が良いところは、マンションが比較的多いです。

私も住むだけならマンションの方が良いなと思っています。

ですが、別の用途で二次活用できたり、住まい以外のことに利用しやすいというのは、戸建ての特権だと感じます。

「ガレージの欲しい」とか、「お庭が欲しい」とか…

マンションでは難しいご希望を叶えられるのが、戸建て物件の特徴です。

 

(1Fがガレージだった内覧物件)

 

注意点ですが、

1部屋を買うマンションと違って、外装を含めて自分の物になる点と、土地の購入になるという点が挙げられます。

 

戸建て住宅の場合、もちろん外装に手を加えることも可能です。

その代わり、メンテナンスの責任も全て自分で負うことになります。

マンションと違い「管理費・修繕費」はかかりませんが、自分でお金を用意して、修繕の手配なども全てする必要があります。

実際自邸でも、ベランダの防水工事や、電動シャッターの修理など、

マンションリノベではかからないような、外部に対する修繕費用もかかっています。

「外部に修繕が必要な箇所はないか?」物件購入前に確認出来ていると良いですね!

 

(防水シートが浮いていたベランダ)

 

また土地に関しては、マンションも区分所有の土地ではあるのですが、戸建ての場合わかりやすく、その土地が自分の持ち物になります。

ですので、お隣さんとの境界が明示されているかなど、購入後のトラブル回避のため、しっかり確認しておく必要があります。

前面道路の騒音や、周辺環境の影響も大きく受けます。

マンションよりも「土地を買う」意識を持って、土地の情報や周辺環境も確認頂きたいです。

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鉄骨造戸建てのリノベーションについて

 

購入の決め手にもなった、鉄骨造という造りに関してですが、耐震安全性と間取りの自由度が利点として挙げられます。

マンションはコンクリート造が殆どなので、耐震性に関してそこまで気にしなくて良いと考えているのですが、戸建ての場合は話が別です。

 

木造・鉄骨造・コンクリート造という造りに、プラス築年数によって耐震安全性は様々です。

旧耐震基準(1981年5月31日以前の建築確認基準)の木造戸建てでは、その情報だけ見ると耐震性に不安があり…

耐震診断や耐震補強工事、外装に至るまで、ハード面にかかる費用が多くなる可能性があります。

 

その点、鉄骨・コンクリート造の建物かつ、新耐震基準(1981年6月1日以降の建築確認基準)の建物であれば、構造などハード面への工事は必要ないだろうと判断しました。

かつ、2000年6月1日以降には、新耐震基準の運用が厳格化されています。

 

また、木造に関しては、柱・梁・壁など、構造に関わる撤去してはダメなところも多く、

コンクリート造に関しては、コンクリートの壁など撤去できないものが出てくる恐れがあります。

その点鉄骨造であれば、鉄骨の柱と梁、床を残せば、それ以外の壁は撤去してしまえるので、間取りの自由度があると考えました。

 

(解体後の室内)

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最後に、旭区という街

 

大阪市内の中では、まだまだ物件価格も抑え目で、戸建ても多いエリアになっております!

(千林の長屋)

 

千林商店街を有する、ちょっとディープな町「千林大宮」「森小路」エリア

都島区・城東区に近く、繁華街の「関目」エリアなど。

(千林商店街)

 

「大阪メトロ谷町線 関目高殿駅、千林大宮駅、太子橋今市駅」から梅田まで出ていけますし、

駅近ではない我が家からも、大阪シティバスで大阪駅まで乗り換えなしで行けます。

 

近年は「JRおおさか東線 城北公園駅」からJR新大阪駅を経由して、JR大阪(新駅)までのルートが開通し、

より大阪・梅田エリアへのアクセスは良くなっています!

 

「京阪本線 関目駅、森小路駅」を使えば、京橋や中之島まで向かえますし、もちろん京都まで行くこともできます。

ミナミエリアへのアクセスが弱いかもしれませんが、キタエリア中心で生活される方には、良い街だと思います。

 

これからの発展にも期待しております!

 

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以上、私の「中古戸建てを買ってリノベーション」体験談でしたー!

 

これからも、中古を買ってリノベーションをされる方が増えると良いなと思いますし、

住まい方は人それぞれ、色んな選択肢を考えて貰えたら幸いです。