南九州視察ツアーブログ!第三弾は遂に宿泊施設となる「ユクサおおすみ海の学校」です。

VOL.1の「飫肥の町リノベーション」を見られていない方はコチラ

VOL.2の「油津商店街のリノベーション」を見られていない方はコチラ

 

今回もシンプルハウス大畑のフィルターを通してお届け致します☆

 

ツアースタートの宮﨑から宿のある鹿児島県鹿屋市へ南下する一行。

ただ南下するだけではなくでして、道中にリノベ&コンバージョン物件をご案内して頂きます♪

 

《お茶の生産地、日本一になった鹿児島》

皆さんはお茶と言えばどの県が頭に浮かびますか?

私の頭に浮かぶのは京都でして、きっとコンビニのメーカーパッケージのものばかり飲んでいる証拠ですね~^^;

お茶にちゃんと精通されていて、産地なども詳しい方々はきっと「静岡」と答えが返ってくるのではないでしょうか?確かに静岡を頭に想い浮かべると、富士山と共に一面の茶畑になりますよね~。

 

生産地として永らく一位の座に君臨していた静岡県。

日本の生産量の実に40%近くを賄っていた静岡県なのですが、実は今年度後継者問題からの生産量の低下が要因で生産量一位の座を鹿児島県に明け渡すことになりました。ずっと二位のポジションで肉薄していた鹿児島県だったのですが、遂にトップの座に!

 

今回、そんな日本一のお茶所で何代にも渡って日本のお茶を支えてこられた鹿児島県志布志市にある「堀口製茶 」さんにお邪魔させて頂きました。こちらのオフィスリノベーションはPAAK DESIGN鬼束さんの設計によるものなのですが、以前が工場とくっきり解る「安全第一」のサインが!

元々別棟のリノベーションご依頼からスタートされたとのことですが、鬼束さんの視点ではコチラの建物をいじるべき!という提案となり、このような印象的でリノベーション感たっぷりのオフィス外観となっております。

 

元々シャッターが並んでいた広い間口のオフィス入口面は少しセットバックして寛ぎを感じれる空間に

 

 

このリノベーションのクライアントであり、堀口製茶三代目社長の堀口大輔社長。(写真の一番左)

お伺いさせて頂いたタイミングでたまたまいらっしゃって、美味しいお茶を頂きながらとても気さくにお茶のお話を賜ることができました☆

純和風を想像するお茶の会社とは感じられない、この空間と堀口社長の熱い語り、そしてハスかいに被った帽子姿を拝見して、お茶業界の可能性の拡がりを感じさせて頂きます。

静岡県の事情はさておき、鹿児島のお茶業界は未来へ視野が向いているからこそ次世代を育みつつ、雇用や生産量を落とすことなく一位の座につかれたのだと納得させられます。

 

《大隅半島を横断》

その後も一行は大隅半島を東から西へ横断。

本日宿泊する「ユクサおおすみ海の学校」の道中にある鹿屋市内の物件をご案内頂きます。

地図文字入れ囲み

 

改めて、大隅半島ってすごい場所だなーと地図をマジマジ。

鹿児島市内から見ると、錦江(きんこう)湾(鹿児島湾)の対岸、桜島の向こう側に長く延びているのが大隅半島。そのほとんどが鉄道空白地域とのこと。そのぶん、海と山に囲まれた豊かな大自然があり、いまだに秘境的な雰囲気がたっぷりと残されているのも頷けますね。

 

 

大隅半島に入り、アテンドが川畠さんにバトンタッチ☆関わられた案件を数件ご案内頂きます♪

ちゃんと解ってはおりませんが、大隅半島の建築と言えば「ばっちゃん」の愛称で親しまれるプラスディー設計室の川畠さんなんだと思います。

川畠さんはゆくさを運営する株式会社Katasuddeの代表もされており、お聞きするに業務が本当に多岐に渡っておられます。過密なスケジュールできっともうオーバーワークがずっと続いておられる中だと思うのですが、今回もゆくさ宿泊から関西組の送迎まで引き受けて頂いております。。いや、ホント優しすぎる人なんですよねー((+_+))

後に登場する大城さんを代表するように「薩摩半島は豪快な方が多く」、「大隅半島は柔らかい人が多い」という大畑の勝手なイメージです^^

 

 

 

鹿屋市の市街地でオシャレに佇むコトブキホテル。

ここのロビーに配灯されている照明は古い直管ランプを背中合わせにくっつけたもの。

「これは頂き!」と抜かりなくリノベ屋達は写真をパシャパシャ^^

(大阪に戻ってからオフィス用に廃棄する直管ランプでホントに作りました♪※下部写真です)

 

 

 

〈学校に泊まれるってホントなの?ユクサおおすみ海の学校に到着!〉

凄く特別なことではないかもしれませんが、何かそこに漂う「やったらアカンこと」、「昔懐かしいノスタルジー」が絡みあい、特別な感情が湧いてくる「ユクサおおすみ海の学校」に到着。

チャックインと共にまずは宿泊する部屋に荷物を置きにいきますが、ホンマにそのまま小学校です!(*’ω’*)

フロッグハウスの清水さんがこの光景を見てテンション爆上がり!

我々関西組男子は4年1組で夜を迎えます。いや、ホント不思議な感覚です、、

 

   

 

室内も裏切られることなく、黒板あり、勉強机あり。THE学校!

私達の宿泊した大勢用の大部屋もあれば、図書室や校長室などを利用したツインルームもあります♪

 

少し前ではありますがオシャレな床材としてパーケットフロアもリノベーションで増えておりました。

お客様の表現としては「学校の床」という表現ですよね^^

 

〈ただただ圧倒されるこの学校の美しさ!〉

荷物を置いて運動場におおはしゃぎで出てくるリノベマン達。

それもそのはずで、この運動場から見える景色のえげつないこと!!!

 

運動場にあるツリーハウスに集まってまずは集合写真をパシャリ。

 

鹿児島県・大隅半島の錦江湾(きんこうわん)を見下ろす高台に立ち、「日本一海に近い小学校」とよばれていた旧鹿屋市立菅原小学校。 120年の歴史を刻んで平成25年(2013)に廃校となりましたが、絶景が魅力の体験型宿泊施設&観光拠点「ユクサおおすみ海の学校」に生まれ変わりました。

 

 

サンセットのタイミングで到着した一行だったのですが、なんせ見て下さいこの景色!(≧▽≦)

運動場から砂浜に降りていける道程を大自然の雄大さに身震いしながら降りていきます、、、

皆、子供に帰ったように躍動、長い影を落としながら降りていきます。

なんという美しい景色、なんという美しい学校。

 

もう前向きにしかなれそうにないこの景色と温かい太陽の光を一心に浴び、皆日々の疲れを癒します^^

 

この学校で育った子供達はきっと心の中にこの景色をもって心豊かな大人になっていることでしょう。

この学校が廃校になって、ただの絶景ホテルとかに建て替えされたらとても残念なはず。

ここを卒業した生徒さん達がここを懐かしみ、宿泊客として帰ってくるとか凄く素敵な物語になりますよね。そこを想像するだけでもこのゆくさを宿泊施設に変えられた方々の想い、事業としてここを守っている川畠さんのお仕事の重みやコンバージョン(用途変更)の高い意義を感じさせて頂きます。

 

   

そして晩御飯はバーベキュー!!!本当にジューシーすぎるお肉でむちゃくちゃ美味しく幸せすぎる夜。

 

バーベキューが終わった後もアルコール片手に、一行のリノベーションや建築談義は続きます!^^

 

・・・ただ一人を覗いて!!

日中より各所でビールを嗜んでいたクラフトワークスの武末さん^^

今回の関西と九州の視察ツアーの企画スタートの立役者。

忙しい中、北九州より参加!いつもありがとうございます☆

 

次回は最終章「鹿児島のエリア&個人邸リノベーション」お楽しみに!