シンプルハウスのリノベーションの工務を今後サポートしていく「けん玉工務店」の説明会を開催します。
建築は重力との戦い。リノベーションは遊び心。球を振り回し重心を串刺しにするけん玉は正に重力との遊び。
けん玉工務店は重力と遊ぶリノベーションの専門集団として今後設立して参ります。
【けん玉工務店設立に向けて】
2016年を境に、日本の住宅流通量は逆転。新築から中古住宅へと住宅環境変換の兆しがいよいよ見えてきました。
人口減少、空家問題。新しいものを作るという時代から既存の建物をどう使うかが日本の住環境を考える上で求められるようになってきたのです。
しかし、日本の工務に携わる人間は新築の後退もありますが、そもそも職人さんになろうという若者が減少。
災害慣れしていない大阪。北部地震の際にも、屋根を改修できる職人さんがまず少ないという現実に直面したのは記憶に新しいところです。
工場生産されてきたものばかりに頼り、現場レベルで作業できる人がどんどん減っているように痛感しました。
そんな中での解決として、建築の工務店ではなく既存住宅のリノベーション専門の工務店設立。
リノベーション専門の「設計会社」ではなく「施工会社」です。
私達シンプルハウスでの求人の感覚では、この新たな産業に期待を胸膨らませる若者が沢山門をたたいて参ります。
ここには設計だけでなく施工に対しても「おしゃれ」、「カッコいい」というイメージを持つことができます。
きっと、その感覚は建築という規定枠でのみやってきた業態では出し得ない新しい建築業態なんだろうと感じます。
今後は大きな建築が求められるのではなく、既存の街や家一戸一戸の改修やリノベーションが重要な時代。
縦割りで大きな什器を使い効率的に建築をするのではなく、横割りで多能工、丁寧な小集団活動をしてより良い豊かな暮らしを創造する。
そこにはやらねばならないという負のスタートではない、新しい住空間創造の楽しい未来が待っているように確信しています。
シンプルハウス専務取締役 大畑充弘
【けん玉工務店とは】
・シンプルハウスの専務大畑が日本の工務の未来創造のために作り出した工務店
・中古住宅のリノベーションを専門にした工務店
・大工工事から内装まで、様々なことを作業を通して学び、多能工な人材を育てる
・職能レベルによっては物作りが好きな主婦層採用(兼業可)。石膏ボード貼り部隊など、女性が現場で活躍する未来
【募集要項】
・個人でも工務店でも工務経験者優遇
・けん玉は出来なくても大丈夫
・モノ作りが好きな人
・人と人、コミュニケーションが好きな人
【具体的直近のビジョン】
・説明会などを通して入会の意思のある方を面談。面談を通してけん玉工務店会員となって頂く(バッジお渡し)
・2020年4月~、シンプルハウスのリノベーション現場で働いて頂くにあたり、現シンプルハウス協力業者様をご紹介
・三ヵ月後、面談で今後の方向性などを確認。(続けていくか否か、順調であれば職種を変更)
【それほど遠くはない未来のビジョン】
・けん玉工務店社員を育てる。2個以上の職種を体得した上で現場管理職(番頭)になってもらう
・一つの現場は統括できる棟梁の給与を年収700万円以上、沢山の現場を統括できる番頭は年収1000万円の実現
(お金ではありませんが、こういった体制作り無しには長く続けることはできません。)