WORKS
玄関あけたら0秒で「おかえりー」|115
OUTLINE
- 所在地
- 大阪府
- 築年数
- 34年
- 面積
- 65㎡
- 工事費
- 1000万円
- 工期
- 2ヵ月
※工事費・価格は施工当時の価格となります
DESCRIPTION
たまたま訪れたシンプルハウスのオープンハウス。「外は普通のマンションなのに、扉をあけると、中は全然違って超好み。もう感動です!」と、Mさんはシンプルハウスでリノベーションすることに決めました。でも、マンションの管理組合から「室内の配管交換が必要な大型修繕が終わってからにして欲しい」と言われ、結果4年待ち。暮らしながら、リノベへの想いをアレコレめぐらせます。「一戸建てに住んでいた子供のころ、玄関はお客さんが使うところで、子供は勝手口から入るのが当たり前でした。で、帰るといつもキッチンにお母さんがいた。私も子供が帰ったらスグに迎えてあげたいなあと思いました」。だから、Mさんのおうちは、玄関あけたらスグにキッチン。「ただいまー」「おかえりー」の距離も縮まります。「しかも、買い物帰りはキッチンに直行、忘れ物をしても靴をはいたまま取り出せて、本当に便利なんです」。玄関には細長い土間スペースを設けてワンクッション。共用廊下の光を、灯り窓からキッチンへと導きます。実はキッチン、もっと大きなものにする話もありましたが、「くるりとまわれる方がいい」と、2100ミリサイズ。冷蔵庫へのアクセスがすごく便利と好評です。キッチンカウンターは床材を使って板張りに。フロアタイルに合せて、グレー塗装でコーディネートしました。そしてそして。65cmもでっぱってる梁です。Mさんは邪魔だなーと思ったみたいですが、「建造物として面白い」と剥き出しにしてみると、天井が迷路みたいで、すごく、絵になる。そして。「一人暮らしの時に使わなかったものはいらない」と、キッチンはグリルなしを選択。潔いマイナスの美学、勉強になります。