WORKS
レトロのさじ加減|118
OUTLINE
- 所在地
- 大阪府
- 築年数
- 46年
- 面積
- 70.13㎡
- 工事費
- 1650万円
- 工期
- 3.5ヶ月
※工事費・価格は施工当時の価格となります
DESCRIPTION
子どもの頃から「渡辺篤史の建もの探訪」が大好きだったKさん姉妹は、中古×リノベーションを計画します。重点を置いたのは、街選び。物件見学前に、「街を知るには自転車が一番」とその周辺を自転車でくるくる、予習します。遠い場所ならレンタサイクル!その後も何度か足を運び、駅前、夜の街、公園、緑、パン屋をチェック。そして半年間の入念な調査の結果、この街、この物件にたどり着きました。「実はこの物件、最初に見たときは道路幅も狭く、木々が生い茂っていて暗い雰囲気。でも、次に見た時には道路幅が拡張され、緑もすっきり。中から見える緑が決め手になりました」。そして、2人が気に入ったのが、2階踊り場にある正方形の格子です。昭和な竿天井もいい感じ。「ここを活かしたい!」という希望にこたえ、本が多いKさんのために本棚を組み合わせ、レトロなダークブラウンでコーディネート。「パースを見た時に、これこれ!とテンション爆上がり。気に入りすぎて、よくここに寝転んでます(笑)」。2階のセカンドリビングはテレワーク室兼客間兼物干し部屋。そこから寝室1→WIC→寝室2→廊下と回遊性をつけて、使いやすく楽しく。1階LDKは一転、シンプルナチュラルなテイスト。モールテックスのキッチンを中心に、風が気持ちよく通り抜けるよう洗面室をうまく配置。1階は広く、2階プライベートルームはコンパクトに、メリハリをつけました。
STAFF
お打ち合わせ時間をしっかり取り、細部まで拘りました。1階と2階のイメージをあえてガラッと変えたところも見どころの一つです。
拘りポイントがたくさんありまして、ここでは書ききれませんが、特に2階の扉は、お二人が「これ使えませんか?」とステンドガラスをお見せ頂き、そのサイズに合わせてオリジナルで製作させて頂きました。今も、こんな感じで暮らしてます!とメールを頂くことが何より嬉しいです☆
最初にお会いしたときはマンションリノベか戸建てリノベか悩んでらっしゃるところからのスタートでした。
この築年数にしては丁寧にお住まいでしたが、旧耐震基準でしたのでしっかり耐震補強、窓も断熱サッシに入替え、天井床壁もくまなく断熱、見えない部分(住宅性能)もしっかり向上させています。
階段室天井と手摺の昭和レトロを活かした空間にできるのもリノベーションならではですね。
全てにおいてお二人のこだわりが詰まったお家です!