WORKS
三度目の正直|132
OUTLINE
- 所在地
- 大阪府
- 築年数
- 41年
- 面積
- 34㎡/61㎡
- 工事費
- 330万円
- 工期
- 48日
※工事費・価格は施工当時の価格となります
DESCRIPTION
「独立型キッチンって、閉鎖された空間で家事をするでしょ?熱もこもるし、すごく孤立感があって。だから、キッチンの壁を取り払って明るくしたい、って思い続けていました」とFさん。シンプルハウスとの出会いは10年前、山本社長(当時)の著書を見つけ、シンプルハウスにリノベの相談に行きますが、諸事情で断念。そして2回目が7年前。再びリノベの話が進みますが、途中でお腹に赤ちゃんができたことがわかり、一旦延期することになりました。そして、今回が3回目です。お腹の中にいた妹ちゃんも幼稚園、お兄ちゃんが中3になり、子供たちそれぞれに部屋をつくってあげたい。それが今回の原動力です。もちろん、念願だったキッチンも忘れていません。オーダーは、「予算は330万円。子供部屋2つと明るいキッチン、カッコよくお願いします」です。これだけ聞くと、部分リフォームかな?という印象ですが、それだけに終わらないのがシンプルハウス。330万円で、LDK+子供部屋全体のリノベーションに仕上げます。ポイントは、取捨選択。建具や水回りなど使えるものは使う、前の間取りを活かして壁の造作工事は減らす、古い床を剥がさず施工する、カーテンを多用するなどなど。まずは、キッチンの壁を取り払い、そこに収納力たっぷりのカウンターを造作、ダーク系の色彩でコーディネートしつつ、孤立していたキッチンとリビングをつなぎます。念願だった無垢床と剥き出しの天井は、リノベーションの象徴。キッチンはそのままなのですが、扉をラワン材に変え、キッチンパネルの上からネイビーのタイルを貼るアイデアで、さらにリノベ感がアップします。LDKの角に子供部屋を配置することで、空間にメリハリも生まれました。「もう、キャアアアって感じ(笑)。センス良くまとめてくださり、やりたかったことができました」とFさん。ママが喜ぶと、家族みんなが明るくなります。当初は反対していたパパも「友達がワーって驚いてくれます」と誇らしげ。「部屋がキレイになってうれしい」とお兄ちゃん、妹ちゃんは「お兄ちゃんは自分だけ部屋があってずるいなあと思っていたからママに頼んだら、やっと部屋ができたの!星型の照明とかピンクの壁とかカーテンとかも素敵だし…」と話が止まりません(笑)。
STAFF
リノベに思いをはせ、3度目の正直に関わらせていただけて光栄です^^
今お住まいということもあり、リノベで変えるところ変えないところは明確に。
メリハリのある計画で進められていました。
内装は悩みつつもやっぱり好きと感じられる色使いでF様らしい空間に☆
10年越し、しかも3度目のご依頼を下さり感謝しかありません。リノベーションは優先ポイントの見極めが大切。予算をはじめそれらのバランスがうまく取れたことが成功の要因ですね。
2回目のリノベ検討時はコーディネーターを担当、ひしひしとFさんのリノベ愛を感じていただけに、本当に感慨深い「三度目の正直リノベ」です。
今回のリノベのポイントは、「諦めない部分最適化」。なるべく既存の間取りを活かし、使えそうな(これからもまだまだ頑張ってもらいたい)扉やキッチン本体は、塗装や表面材の入替でイメージチェンジ。天井のコンクリート剥き出しやタイル、風合いのある床材など内装の核は諦めずに採用しました。そして大事なのがFさんの足るを知る精神。リノベ中はあれもこれもと触手を伸ばしがちですが、キッチンの改善と子供部屋の実現、と目的を2つに絞ることで限られた予算でも豊かな空間を手に入れられました。
引き渡し1カ月後にお伺いした際、Fさんの表情がすごく生き生き、より美しくなられていたのが印象的でした。住まいの豊かさは人生を豊かにする!ですね!