WORKS
ライトナチュラルに恋して|142
OUTLINE
- 所在地
- 大阪府
- 築年数
- 26年
- 面積
- 70㎡
- 工事費
- 1160万円
- 工期
- 68日
※工事費・価格は施工当時の価格となります
DESCRIPTION
ナチュラルメイクって、何もしてなさそうで計算され尽くしたメイクだったりするじゃないですか。Kさんのおうちにも、同じ「匂い」を感じました。ありそうで難しい、ナチュラルスタイル。その極意は?「色味は白。色を入れるならライトナチュラルな木の色がいいなと思い、樹種は2つにしぼりました」とKさん。メインに使われているのが、タモ材です。この樹種はやさしい風合いと均質な木目が特徴で、玄関を入ってすぐの廊下の壁やキッチンカウンターに印象的に使われいます。フリールームのフレームや飾り棚の棚板も同じタモ材でコーディネート。もう1つがオーク材です。こちらは床材としてよく見かけますが、ナチュラル塗装のタモ材に対して、白っぽい塗装で仕上げてトーンを合わせました。焼き物の風合いを感じるタイル、少しレトロなラタンの扉、真鍮のアクセサリーが、この透明感のある空間に寄り添います。そして、窓まわりです。和紙のブラインドから漏れる独特の柔らかい光が、この空間の純度をぐんとあげているのもポイントです。「ドアが並ぶ廊下は閉塞的だから」とあえて廊下につながるドアをなくし、寝室は凸凹をつけて「ハコ」感を演出する一方、それ以外はできるだけフラットに、開口部や棚の高さを揃える細やかな配慮で、建築的な違和感を消していきます。「空間は思った通りでしたが、サンプルで確認した時は小さくて不安だった素材や色味は想像以上によかった!統一感もありますね」と夫。妻は「ふんわりとした自然光が似合うおうちになりました」と微笑みます。