WORKS
ライフステージに合わせたら3回目|144
OUTLINE
- 所在地
- 大阪府
- 築年数
- 49年
- 面積
- 66㎡
- 工事費
- 890万円
- 工期
- 80日
※工事費・価格は施工当時の価格となります
DESCRIPTION
築49年のOさんのおうちですが、リノベーションは3回目。そのきっかけは、ライフステージの変化です。1回目はお兄ちゃん妹ちゃんがまだ小さかった頃、3LD K→1LDKにリノベーション。2回目は妹ちゃんが小学校にあがる頃。「それぞれに部屋をあげたい」と3LDK+WICに刷新します。そして今回が、3回目。お兄ちゃんの結婚話が出たこともあり、妹ちゃんも家を出る「セカンドライフ」を見据えて、1LDKに戻します。そんな時、目に止まったのが、シンプルハウスの施工例。「これこれ!ずどーん、とタテ割りお願いします!」と、長方形のマンションをタテに割り、半分をLDK、半分をプライベート空間と水まわりに刷新です。剥き出しの天井や梁が印象的ですが、「別棟のオープンハウスで見かけた剥き出しの梁がすごく良くて。うちも同じ感じになるだろうなと、お願いしました」。無印良品×サンワカンパニーのコラボキッチンは2760×800ミリとかなりの存在感。このサイズが入るのも、タテ長LDKの良さですね。この大きなステンレスキッチンに並行して並ぶ、ウッドシェルフやロッカー、アミアミのメッシュラック、ルーバー扉の食器棚。素材やデザイン違いの家具たちは、見ていて楽しくなります。ずどーんと細長い空間ですが、キッチンを移動したことでできたDKとリビングの段差で、メリハリをつけました。「イヤなところ、ひとつもないですね」と妹ちゃん。ママは「親戚がよく集まる家なので、ダイニングやキッチン、リビングとそれぞれが好きな場所で勝手に楽しんでいる感じが気に入ってます」。
リノベーションで大事な事の1つは妥協できない事と妥協していい事の見極め、だと思うのですが、Oさんは完璧でした!
キッチンを部屋の中心に大移動するために床を15㎝弱上げたことで、ダイニングの天井は低くなりますが「うちは皆小柄だからOK!」。リビングの広さを確保するとベットへの通路が20㎝程になるのも「リビング側と収納部屋側の両方から寝室にアクセスできるからOK!」。と、理想のずどーんとタテ割りへと一直線!さすがリノベ3回目は違います。
玄関からリビングまで風が通り抜ける住まいは気持ちが良く、廊下がないので空間にムダがありません。
ライフステージに合わせて住まいをアップデートする。そんなOさんの考えにリノベーションで寄り添うことができてうれしいです。