WORKS
ふたりでも、みんなでも、いつまでも|149
OUTLINE
- 所在地
- 大阪府
- 築年数
- 40年
- 面積
- 100㎡
- 工事費
- 1520万円
- 工期
- 60日
※工事費・価格は施工当時の価格となります
DESCRIPTION
「帰って来た時に、妻の顔を見れてほっとします」。奥まった日当たりの悪い位置にあったLDKを大移動。キッチンを日当たりの良い場所に動かせる。そう分かった時、長年のご夫婦の想いが一歩ずつ動き出します。
1、2階は仕事場、3,4階が住居の戸建て住宅。奥様とご結婚される前に、ご主人が設計され、K様ご夫婦、ご両親、お子様たちが暮らしていました。住居に断熱材が入っておらず、寒いのが長年のお悩み。お子様が巣立ち、ご両親が亡くなってからは手広さを感じ、3階に生活空間を集約することも考えます。家の中で最も光が差し込む場所、それは物置きとなっていた応接室でした。家の真ん中を通る長い廊下を抜けて、ようやく最後に家族の空間である、ダイニングキッチンに辿りつきます。ダイニングキッチンはあまり大きくないので、食事後は、家族が別々の部屋に分かれて過ごしていました。
快適な暮らしを実現するにあたり、ご主人は以前に家を建ててもらった地元の工務店への依頼を考えていました。一方で何年も前から、住宅雑誌から好きなイメージ写真を切り抜き、スクラップブックにまとめていた奥様、リノベーションでの空間設計で動線の最適化、空間設計に期待を寄せます。
断熱工事もリノベーションもできるということで、候補に挙がったシンプルハウス。お住まいを拝見しながらのリノベーション相談で奥様がしたいことをズバリの提案で心が動きます。「他社も相見積もりは取りましたが、提案力や人柄がしっくり来て、シンプルハウスさんにご依頼することにしました」と奥様。
「キッチンを家の真逆に移動できるなんて、驚きの発想でした。そんなことできるの?しかもLDKがつながるの?」ダイニングと洋室の間の壁を取って、空間を大きくしようと考えていた旦那様には、目からウロコだったようです。
円熟味のある建具や板張りの壁がふんだんに使用されていたK様邸。これらを再利用することは当初K様ご夫妻は考えていませんでしたが、プランナー&コーディネーターは心を奪われます。意匠的なおもしろさに加え、コストの軽減にもつながることから、既存の建具や板張りにも、引き続き活躍してもらうことに。
「住んでみて、気分がすごくいいです。インナーバルコニーからの光が気持ちいい!」
「キッチンは日当たりのいい場所がいい、みんなで広いLDKで過ごしたい」。長年温め続けたあこがれが実現しました。普段のふたり暮らしにも、最大12人、家族が集まる時にも「ちょうどいい」住まい。
妻が喜んでるのが本当にうれしいですね!以前は旅行に行こうか、って話を時々していたんだけど、今は『家がいい』って言うからね」日当たりの良いLDKで2人で仲睦まじく、時にはみんなででわいわい楽しい暮らしを。慣れ親しんだ建具といつまでも。